鞄女 終演

昨日「鞄女」無事に終演いたしました。観に来て頂いた方、関係者各位、それから沢山の感想 噂を頂いた方々 本当にありがとうございました。

本日はロクソドンタから自宅に運んでいた例の鞄から楽屋から入れていた沢山の荷物を出して 豊中のスタジオに運びました。 それからその鞄を綺麗に畳んで初演以来5年半その鞄が置かれていた同じ場所にしまいました。

何だか変なんです。一つの作品の終演後小道具や衣装を片すのは常ですが、この鞄を片す時は何か引っかかります。寂しさのためか? 否それだけではない。 夜中に棚の中の鞄が膨らんでチャックが開いて「あの手」が出て来そうな気がしてなりません。

今回の「鞄女」のリハーサルの際 度々5年半前の共演者 椙本さんの切なそうな追いつめられた今にも泣き出してしまいそうなソロの場面での立ち姿が見え隠れするんです。再演で出演者によって振付けや構成を変えるのは私の場合必ずあります。 今回も大きく作品は変わっています。しかし変わらないものが、二人の鞄女を私の精神に重ねるのだろうな。今回の再演は前回の映像が見つからず私は5年前の記憶をたどりながら作品を作って行った。それで良かったと思う。
 
この1月から関さんを詰め込んだ「生きた鞄」を見続けていた私は、この鞄に異常な感情を抱いたのかもしれません。 5年半前の椙本さん 今回の関さん お二人の「何か」が詰まった 今はもう何も入っていない鞄は、「共演者の共鳴」って こんなに重く切なく素敵なんだと教えてくれました。
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by saitohdance1 | 2011-02-17 23:58 | ダンス

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