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映画「驟雨」

たまたまチャンネンルを捻ると(リモコンですが)香川京子のインタビューの終わる所だった。成瀬巳喜男監督の「驟雨」(しゅうう)の放映が其の続きであるからだ。香川京子は私の幼き頃からブラウン管や映画でお馴染みのお顔。インタビューは最近の映像だろうが、お綺麗で、都会的で、垢抜けている。(実はご存命だとは・・・俳優さんの歳は分からない)私が幼い頃九州の田舎で観ていた映画俳優やブラウン管へのあこがれが蘇る。あの頃と今のテレビ番組ではえらく違うものだ(最近の芸人ブームはどうも・・面白いけど)。映画「驟雨」は原節子が主演だが、この時代の女優さんはなんだか思い詰めてしまう程 かわいい(笑)

この映画の脚本は岸田國士の1幕ものをいくつかまとめたもので 大体2年前だったか?ウイングフィールドで観た岸田國士の戯曲何本かを三本づつ上演した桃園会の芝居を思い出した。桃園会は深津篤史(岸田戯曲賞作家)が主宰する関西の劇団で、私も一度彼らのリーディングでムーブメントのみで出演した事がある。

其の桃園会の芝居の私が観た回に映画「驟雨」の出だしの新婚旅行で連れ合いが嫌になり帰って来て愚痴を言う新妻が出てくる場面がある。 映画の新妻役は香川京子、芝居の新妻役は加納亮子(?)はどちらも非常にキュートだ!二人とも時代を超えて別の個性で見事に同じ戯曲を演じていた!
其の事で、改めて桃園会で この戯曲を演出した深津篤史さんの凄さを思い知らされた。

何だか話しがややこしくなったが 其の深津さんが演出をするチェーホフの
三人姉妹が月末 吹田市のメイシアターで上演される。
去年の夏 ご一緒した生田朗子さんも出演する。 決してこの芝居の宣伝をしたいが為にこの文章を書いているのではないが、一つの映画から色々と出てきますね!それも50年以上も前の映画から

映画の中の昭和30年代

by saitohdance1 | 2009-02-11 00:04 | 日々

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